【速報】パワハラ自殺した機動隊員「黒塗りの報告書」両親に渡すも 警察の内部資料に「パワハラの事実」息子の死から9年 県が謝罪し両親と和解成立 決断の背景に裁判で「組織」と闘う過酷さ
【父・木戸一仁さん】「去年の暮れに、大地ごめんなぁ、色々考えたけど和解に応じんといけんと思うけどいいかなっていうのは、大阪高裁から帰ってすぐに相談しましたね」 裁判所が提示した和解案は、パワハラと自殺の因果関係は認めないものの「先輩隊員が大地さんに対してパワハラを行ったことにより、精神的負担を加えたことを真摯に反省し謝罪する」とパワハラを認め、慰謝料あわせて142万円を支払う内容でした。 受け入れるようと決めた背景には裁判で闘う難しさがありました。 【父・一仁さん】「私たちが戦う材料は、兵庫県警が調べた聞き取り調査しかない。この8年半で。これ以上の証拠はもう出せない」 大地さんの死後、体調を崩すことが増えた一仁さんを気遣う妻の言葉も背中を押したと言います。 【父・一仁さん】「『もしこのまま大地の意思を継ぐとか言って(裁判を)続けて、もしお父さんに何かあったら絶対、大地は喜ばないよ』って(妻に言われて)それは大きかったですね」 そして、提訴からおよそ7年経った22日、大阪高裁で和解が成立しました。
関西テレビ
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