グラウジーズ会場にロボ3台 カクテル、おつまみ提供、案内誘導
●KDDIが省人実験 富山市総合体育館「7割満足」 バスケットボールB2・富山グラウジーズのホームアリーナに、カクテルやおつまみの提供、案内誘導を行うロボット3台が登場した。グラウジーズと協業契約しているKDDI(東京)が14日、富山市総合体育館で運営業務の省人化を目指す実証実験を行った。19日、来場者アンケート結果が発表され、約200人のうち7割が「非常に満足」「満足」と回答した。 【写真】設置されたカクテルロボット 「案内誘導ロボット」は大型ディスプレーを搭載し、来場者をアリーナ入り口から飲食ブースに案内する。 「カクテルロボット」は人工知能(AI)カメラで来場者の表情を読み取り、全24種類のレシピからその人に合ったカクテルを提供する。「乾杯ロボット」はAIカメラで来場者の表情とカクテルを認識し、7種類のおつまみから最適な品を選ぶ。 実証実験はアリーナの体験価値向上も目的に行われた。富山県では、人口減少や高齢化が課題となっており、KDDIは次世代都市スマートシティーに向けた取り組みを進める。 グラウジーズの高堂孝一社長は「省人化につながる試みができて良かった。KDDIのサポートを受けながら、今後もより良いサービス提供をしていきたい」とコメントした。