犬飼貴丈、絶対に『絶対BL』が続きそうな雰囲気に苦笑 2024は「ドラマとしての面白さも加わった」
■“絶対に『絶対BL』が続く世界”に?本音で明かす「もう流れに身を任せます(笑)」
――『探偵が早すぎる』『極主婦道』などで知られる本田隆一監督になりました。 【犬飼】本田監督はいつもの『絶対BL』の雰囲気に、本田さん色というか、ドラマとしての面白さを入れなきゃいけなくて、すごく難しかったと思います。そんなことも僕らはもう意図もせず、好き放題やらせていただきました(笑)。感謝しかないです。 ――役へのアプローチは? 【犬飼】毎回そうなんですけど、考えていかないんです。その場にあるものと、相手の人のお芝居と、役との関係とか、場所とかを見て「これできるな」みたいなとか、現場でのひらめきを全部詰め込んだ感じですね。 ――自信のあるシーンがあれば。 【犬飼】自信よりも恐怖が多くて…。監督がオッケー出してるから、監督のせいで僕は悪くないんですけど(笑)。それを、どう受け止められるのかな、と。すごく楽しみでもあり、不安でもあります。 ――やりやすかった相手役の俳優は? 【犬飼】もちろん、あさひくんとかゆうたろうくんは、もう何回目だってぐらいやっているので割と慣れた感じです。世古口さんは、もっとキャラクター自体にとっぽいイメージがあったんです。どんな感じなんだろう、と思ったら世古口くんが持ち合わせてる柔らかさの部分もすごく出ていた。「こういう感じで来るんだ」と新鮮な発見があって、勉強させていただきました。 ――そんな世古口さんは“最強のフラグ”を持ってきますが…。 【犬飼】もうそんなの言われたら、なんでもありじゃんっていうフラグでしたね(笑)。しかも、柔らかい感じのままで来て…。断る時もより罪悪感は増したなって思いました(笑)。 ――2021年に初めてテレビドラマ化され、翌22年にはシーズン2が放送。今回からタイトルの“シーズン”が取り払われ“2024”となります。これは『絶対BL』が絶対に続くフラグなのかなと思いましたが…。 【犬飼】いや、今それを聞いてすごく鳥肌っていうか…。ちょっともう流れに身を任せます(笑)。 ――ちなみに前回が終わってから今回へのフラグは感じていましたか? 【犬飼】なんとなく、じわじわと、にじり寄ってくる感じがありました(笑)。怖いなと思いながら、来たらどうしようみたいなのはあったんですけど…。 ――制作陣からのフラグを感じた瞬間は? 【犬飼】ジャブがあったんですよ。「冬は空いてそうだね」と。もし、次があるならタイとかで撮影したいです。 ――ワールドワイドにフラグを立てるんですね(笑)。 【犬飼】旅先のタイのイケメンが、マジな感じで見てくるとか考えると画だけで面白いですよね。 ――今言ったら企画通りそうな感じもします(笑)。 【犬飼】じゃあ、言わないでください(笑)。例えば関西編でもいいですし。面白いことは、いくらでも浮かんでるんだろうなっていうのはすごく感じます。たこ焼き食べたら、タコじゃなくて違う何かが入ってるみたいな。危ない、な(笑)。この提案を書いてもらっても全然問題ないですけど、僕はモブみたいに全力で逃げ切ってやろうと思います(笑)。 ――最後に見どころをお願いします。 【犬飼】今回も30人ぐらいのイケメンたちがひしめき合ってるので、見ていて画的に面白いと思います。あとドラマとしての面白さも加わっています。「この後、どうなるんだ」という楽しみ方がすごいできる作品になってると思います。すごくパワーアップした『絶対BL』を楽しんでいただけると思います。 (作品紹介) 『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 2024』 原作/紺吉『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』(新潮社刊) 監督/本田隆一 青木達也 脚本/川崎いづみ 出演/犬飼貴丈 ゆうたろう 伊藤あさひ 塩野瑛久 和田颯(特別出演) 世古口凌 富永勇也ほか Leminoで全6話独占配信