【アイスホッケー】オリンピック3次予選・最終戦 3試合連続で逆転勝ち。ランク上位のハンガリー下し、日本は最終予選へ進出!
まず「守り」、そして「チームとしての攻撃」を貫いた日本。
アイスホッケーの2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の男子3次最終日は2月10日、ハンガリー・ブダペストで3回戦が行われ、男子ランク25位の日本と、19位のハンガリーが全勝同士(ともに2勝)でぶつかり、日本が2-1(0-0、0-1、2-0)で逆転勝ちして、8月末から開催される最終予選に進むことになった。 【写真10点】アイスホッケーのミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の男子3次予選日本vsハンガリー 前日に退場処分になったFW平野裕志朗(アメリカ・ユティカ、アディロンダック)のサスペンションもなく、これで全勝対決に万全で臨めることになった日本。リトアニア戦、そしてスペイン戦では、試合序盤に運動量で押し込まれてリードを許したが、19位とランキングで6つも違うハンガリー戦で同じような試合運びになってしまうと、命取りになりかねない。 日本がまず重要視したのは「守り」だ。そして、速いトランジションから攻撃に移る時でも、OゾーンのブルーラインでDF2人がとどまり、ハンガリーの反転速攻にも対応できるように準備した。格上の相手に対して、あくまでも「セーフティー・ファースト」。それを徹底したのだ。 1ピリ。過去2戦とは対照的に、日本は相手に合わせたゲーム運びはしなかった。試合開始直後から、動きはハンガリーにもひけをとらない。惜しむらくは1ピリで3つ相手のペナルティがあったが、ゴールを揺らすことはできなかった。 逆に16分から、日本のFW2人が立て続けにペナルティを犯した。ここでPKユニットが身を挺してゴールを守った。特に、FW大澤勇斗(横浜グリッツ)の動きが光った。相手のシュートに対してボディレシーブ、続けて足を投げ出すなど、献身的な守りを見せたのだ。 シュート数はハンガリーが9で、日本が4。2点ないし3点が、この試合のマックスだと日本は読んでいるのだろう。 2ピリ、後半の36分。この試合で最初のヤマが来る。日本のFWがクロスチェックのペナルティ。そこですかさずハンガリーが先制するのだ。この予選で、日本は実に3試合連続で相手にリードを許す結果となった。
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