「4年ぶり復活」も視聴率は低調だったが…2年連続放送『27時間テレビ』に上がる“現場からの不安”
昨夏、4年ぶりに復活したフジテレビの大型特番『FNS 27時間テレビ』。2月24日放送のバラエティ番組『新しいカギ』内で今年度の開催が発表され、チョコレートプラネットと霜降り明星、ハナコの3組が総合MCを務めることが決まった。 【超貴重!】すごい…!セレブ夫と大胆ノースリーブで…加藤綾子「夫婦2ショットで買い物」ラブラブ 初の大役抜擢を受け、チョコレートプラネットの松尾駿(41)は「この時代に視聴率40%!取りたいです」と語り、霜降り明星のせいや(31)は「これまで(ビート)たけしさん、(明石家)さんまさん、タモリさんが担当されていた番組。すごいです!盛り上げます!」と意気込みを明かした。 「今年も昨年と同様に7月末に生放送の予定で調整が進んでいます。昨年は千鳥やダイアン、かまいたちの3組が総合MCを務め、明石家さんま(68)出演の名物コーナー『明石家さんまのラブメイト10』など盛りだくさんの内容でした。しかし、局の威信をかけた復活だったにもかかわらず世帯平均視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。過去最低を記録した’19年の5.8%は上回ったものの、期待値が高かっただけに満足のいく結果とはいえないものでした」(フジテレビ局員) それでも番組内容を評価する意見もあがっていただけに、今年の放送に期待する声もある。しかし、肝心の局内からは否定的な意見も少なくないという。その内情を、制作会社関係者が伝える。 「コロナ禍以降続く広告収入激減の影響を受け、昨秋の改編では全番組で30%の制作費カットが行われました。さらに年末支給のボーナスは前回から半減。そんな厳しい懐事情のなかでの放送ですから、勘弁してほしいというのが現場のホンネです。ですが、『27時間テレビ』は港浩一社長(71)の肝煎り案件だから簡単にはやめられません。バラエティ畑出身の港社長だからこそ、バラエティ色を全面に打ち出してこそのフジという信念はいまも変わりません。上層部と現場の考えの乖離が、番組運営に影響を及ぼさなければよいのですが……」 さらに『27時間テレビ』以外にも局員が開催を不安視する催しがある。7月後半から8月末にかけてフジテレビ社屋を中心に行われる主催イベント『お台場冒険王』も、昨年に引き続き開催が予定されているのだ。イベント開催の不安を芸能プロ関係者が語る。 「これまでも夏休み期間に、フジテレビはお台場で何かしらのイベントを行ってきました。そのなかで昨年、開局65周年を祝して『お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH!』と題し、’08年以来15年ぶりに復活。37日間の長丁場のイベントに彩りを添えたのは人気女子アナたちです。昨年は宮司愛海アナ(32)や堤礼実アナ(30)、井上清華アナ(28)らがダンスチーム『SPLASH!』を結成。イベントステージでダンスを披露しました。 しかし、昨年夏ごろから体調不調になる女子アナが続出。宮司アナや井上アナに加え、渡邊渚アナ(26)や小室瑛莉子アナ(24)、三上真奈アナ(34)と半年間に5人のアナウンサーが立て続けに番組欠席や入院を繰り返しました。もちろんイベントとの因果関係はわかりませんが、レギュラー番組と並行しての事前準備や現場対応などが過剰な負担となったのではないかと、批判の声が上がりました」 さらに同イベントについて、別の不安要素もあるという。 「人気アナを何人も稼働させたにもかかわらず、来場者が期待ほど伸びず厳しい結果に終わったのです。局内からイベントに対して否定的な意見が上がったものの、『27時間テレビ』同様に『お台場冒険王』開催に誰よりも前のめりになっているのが港社長本人。昨年の二の舞にならなければよいのですが……」(同前) 関係者全員が望むかたちでの開催となればよいが……。
FRIDAYデジタル