バナナアートや腕相撲、マジックで猛アピール! 巨人マスコットガール「ヴィーナス」のオーディションで個性を発揮した女性たち
【腕相撲で男性審査員に勝利】 東京ドームでの売り子経験者で自社ビール売上1位になったことがある、萩原ほのかさんはこう話す。 「二次審査後は自分でスタジオを借りて一日練習したり、歩いている時や電車のなかでもどういうことをお話ししようかなとかいろいろ考えながら毎日過ごしてました。緊張したんですけど、審査員の方の目を見て、楽しくできたかなと思います。(結果発表は)とてもドキドキしています」 参加者のユニークな特技のおかげだろうか、徐々に審査員含め、全体的に和やかな空気になっていく。 なかでも会場の空気を一変させたのが、鹿児島県出身の現役女子高生(現在3年生/2024年春卒業予定)の善はるなさんだ。彼女は今回のオーディションで最年少、さらに、もっとも遠くから会場にやってきた参加者だ。特技披露では腕相撲が強いということで、男性審査員と勝負することに。そしてみごとに勝利。 「(腕相撲相手は)だいぶ強かったです。本当は女の子にしか勝ったことがなかったんですけど、(オーディションでは)『誰にも負けたことがない』って言っちゃったんで男性の方とやることになっちゃって(笑)。まわりはみんなお姉さんだったし、オーディション慣れというか、自分をちゃんと見せられていたので、ちょっと不安でした。でも初々しさは出せたかなと思います」
【自分自身を表現したい】 後半のグループに振り分けられた参加者も続々と会場入り。あらためて最終審査の緊張感とはどのようなものなのか。知り合いではないものの、最寄りの駅から会場までの道中で仲良くなり、一緒に会場入りしたという山口あみさんと山田かのんさんに直撃インタビュー。 「今、すごくドキドキしてるんですけど、前回の審査で楽しめたので自分自身を表現できればなと思ってます」(山口さん) 「もしあんまりよくない結果だったとしても今日を全力で楽しめるように頑張ります!」(山田さん) 山田さんは特技審査で、バナナの皮に針を刺し、絵を描く「バナナアート」を披露し、審査員も興味津々だった。 「手先の器用さなら負けないと思って二次審査ではネイルを披露していたので、今日はバナナアートで勝負しました。針を刺すと黒くなるんです。帰ったら食べたいと思います(笑)」(山田さん) 参加者がそれぞれ個性を発揮したヴィーナス新メンバーオーディション最終審査。その熾烈な戦いを勝ち抜いた彼女たちなら、必ずや2024シーズン、ジャイアンツの勝利の女神となってくれるはずだ! 前編<超高倍率の巨人マスコットガール「ヴィーナス」オーディションに密着 審査ポイントは「キラキラした瞬間に惹かれます」>を読む 「ヴィーナス」オーディションを動画でチェック!
武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki