6時から大阪でプレーして10時半から名古屋で仕事!? スピードゴルファーの驚きべき“爆速”ゴルフライフとは?
スピードゴルフはタイパ最強の新スポーツ
11月14~15日に栃木県のセブンハンドレッドクラブで開催された「スピードゴルフ世界選手権」。日本初開催であったことに加え、男子の一般カテゴリーでは太田仁選手が日本勢として初優勝を飾り、大いに盛り上がりを見せました。 【動画】2打目地点までアッという間! これがスピードゴルフトップ選手の速さです
スピードゴルフとは、ラウンドスコアとタイムの合計を争う競技で、ゴルフの技術はもちろん持久力や効率的にプレーする工夫が求められます。ちなみに優勝した太田選手は、最終日に18ホールをスコア「73」、43分4秒という驚異的なスピードでホールアウトしています。 一般ゴルファーにはあまり馴染みのない競技ですが、どのような部分に魅力があるのでしょうか。同大会に参戦し、日本スピードゴルフ選手権で6連覇を成し遂げた経験もあるレッスンプロの松井丈氏は、以下のように話します。
「やはり短い時間で18ホールを回りきれてしまうことが一番の特長だと思います。昨今のゴルフ場は混雑していることが多いので、ハーフ2時間30分を2回、休憩で1時間、移動で往復2時間ぐらいかかると仮定すると、丸一日潰れてしまいます」 「スピードゴルフの場合はまったく異なります。茨城県で体験会を開催したことがあるのですが、早朝5時スタートで私はゆっくりプレーして、5時50分にホールアウトしました。そこから都内に戻っても、8時ぐらいには到着するので、サラリーマンであれば仕事に行くことも可能です。ふだんゴルフをプレーする人であれば、このスピード感で18ホールをプレーできることがどれだけすごいか分かると思います」 同じく同大会に参戦した高橋拓也氏も、大阪のゴルフ場で早朝6時からスピードゴルフをプレーして、10時30分から名古屋で仕事を開始したというエピソードを語ってくれました。 最近では、若者を中心にタイパ(タイムパフォーマンス)という言葉をよく耳にするようになりましたが、1日をかなり効率的に活用できるため、ゴルフの新しいスタイルとして大きな可能性を秘めているといえるかもしれません。
ゴルフのニュース編集部