WBO・APライト級王者保田克也「世界ランク上げたい」V3防衛クリアで統一戦希望
プロボクシングWBOアジア・パシフィック・ライト級王者保田克也(32=大橋)が3度目防衛戦に臨む。 【写真】3度目防衛戦の計量をクリアした保田克也 9日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル118大会で、同級3位ブレスコ・カルコシア(28=フィリピン)の挑戦を受ける。8日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、60・6キロでパスしたカルコシアに対し、保田は61・1キロでクリアした。 挑戦者と初対面を果たした保田は「意外にごついなと。良いコンディションにみえた」と警戒しつつも王者としての風格もみせ「世界的評価のある選手ではない。内容も求められる。倒せる選手を目指しているので」と静かに燃えた。カルコシアが22年7月、前東洋太平洋スーパーフェザー級王者森武蔵(志成)とノンタイトル戦で判定負けしているため、保田は「森武蔵選手よりも良い勝ち方としたい。8回以上は戦いたくない」と中盤までに倒す意識を高めた。 昨年6月の王座獲得から1年が経過し、世界ランキングでもWBO世界同級9位まで上昇。より世界へのイメージを膨らませている。保田は「まず明日の試合をクリアしたい。そして日本王者、東洋太平洋王者と統一戦ができれば。少しでも世界ランキングを上げていきたい」と言葉に力を込めていた。