「反日教育」の恐怖を中国人マンガ家が告発 「日本人学校10歳男児刺殺事件」の背景 「このままではまた日本人が」
中国では、6月にも蘇州の日本人学校のスクールバスが刃物を持った男に襲われ、犯人を止めようとした中国人女性が亡くなる事件が発生しています。このままだと、この先も日本人をターゲットにした悲惨な事件が起こるのではないかと心配です。 いま中国でどのような教育が行われ、どのようなドラマが放送され、SNSでどのような日本に関する言説が流布されているのか。そして、なぜ習近平率いる中国共産党が、そのような状況を作り出して、野放しにしているのか。日本人もその実情をぜひ知っておく必要があると思います。 *** 日本国内でも他国、他民族への反感を助長するような表現、ヘイト表現があるではないか、といった指摘もある。しかし忘れてはならないのは、中国のこれらはすべて中国共産党すなわち中国政府がお墨付きを与えており、それどころか時には自ら積極的に発信している点だろう。日本政府も「遺憾」以上の対応を続けることが求められるのではないか。 ※本記事に掲載されているマンガは、すべて『マンガで読む 嘘つき中国共産党』(辣椒著、新潮社)から著者の許諾を得て転載したものです。
辣椒(ラージャオ) 本名・王立銘。1973年新疆ウイグル自治区生まれ。広告会社に勤めながら、2009年から「変態辣椒」のペンネームで政治風刺漫画をネット上で発表。中国政府の迫害を受け、2014年8月から日本に滞在、「新潮45」や「ニューズウィーク日本版」などで執筆活動を行う。2017年1月に刊行した『マンガで読む 嘘つき中国共産党』(新潮社)がベストセラーになる。同年5月にアメリカへ移住した。 デイリー新潮編集部
新潮社