井浦新がアメリカ映画デビューで初主演 『東京カウボーイ』6月7日公開決定
井浦新のアメリカ映画デビュー作となる主演映画『東京カウボーイ』が、6月7日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開されることが決定した。 【写真】『東京カウボーイ』場面写真(複数あり) 本作は、効率至上主義のサラリーマンが、カウボーイ文化に触れて人生を見つめ直すヒューマンドラマ。監督を務めたのは、山田洋次監督の弟子入りを志願し、『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』の海外現場に参加した経歴を持つマーク・マリオット。モンタナの牧場で研修する日本人会社員について書かれた記事からもヒントを得て本作を企画した。 心の交流をテーマにした本作には、井浦のほかにも日米2カ国の文化と言語の微妙なニュアンスを表現できるスタッフとキャストが集結。脚本を手がけたのは、『Man from Reno』で数々の映画賞を受賞し、Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』で脚本と監督を務めたデイヴ・ボイル。そして、平成『ガメラ』シリーズ3部作のヒロインやミシェル・ゴンドリー監督作『TOKYO!/インテリア・デザイン』主演などを経て、現在はアメリカを拠点に脚本家としても活躍する藤谷文子が共作している。藤谷は、井浦扮する主人公の上司であり恋人でもある役柄でキャストにも名を連ねている。 プロデューサーには、『ジャングル・ブック』『プーと大人になった僕』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのハリウッド大作を多数手がけてきたディズニー・スタジオ所属ブリガム・テイラーが名を連ねる。テイラーにとって本作は、自身初のインディペンデント映画となる。 映画の舞台は、どこまでも空が続くことから「ビッグ・スカイ・カントリー」と呼ばれるモンタナ州。とある牧場の経営を立て直すためにやってきた主人公のヒデキは、壮大な計画をプレゼンするも東京の常識は通じず、すぐに行き詰まってしまう。だが、いやいやながらもスーツを脱いでカウボーイ姿に着替え、自然や動物とともに生きる人々と交流するうち、人生を変える出会いが訪れる。 井浦は、アメリカ映画デビュー作となる本作で、上昇志向の強い日本人ビジネスマンが、出張先のアメリカ・モンタナ州の牧場でカウボーイ文化に触れて変わっていく姿を体現する。 そのほか、國村隼が和牛の専門家として出演するほか、ゴヤ・ロブレス、ロビン・ワイガートらが牧場の人々として登場する。 なお本作は3月1日より開催される第19回大阪アジアン映画祭でクロージング上映(インターナショナルプレミア)される。また、3月11日には、東京で舞台挨拶付き特別先行上映会が開催される。 井浦新 コメント 「あなたの出演している映画を観てきて、一緒に仕事がしたいとずっと想っていた」。 世界中がまだCOVID-19の不安の中にあった頃、オンラインで初めてマーク・マリオット監督と話した時にいただいた言葉。 具体的に自分の芝居の特徴や感じたことなど、言葉でたくさん伝えてくれた。 作品への取り組み方や役へのアプローチの仕方、俳優としてどのような道を歩んできたのかなどにも興味を持ってくれていて語らい合った。 マーク監督始めプロデューサーのブリガム・テイラーと脚本チームの藤谷文子さんとデイヴ・ボイル。 そこにいるマーク組の皆さんはちゃんと観てくれていて、必要としてくれているのを感じました。とても嬉しかった。 その想いに応えたい!一緒に映画づくりがしたい!ここから私の『東京カウボーイ』が始まりました。 アメリカのモンタナ州の壮大な大自然の中と東京の街とで撮影されたハートウォーミングなこの映画が、皆さんの心に優しく響き、楽しんでいただけたら幸いです。
リアルサウンド編集部