ホーバークラフト、大分市と空港結ぶ定期航路の年内就航見送り…周遊運航が気象条件による欠航で実績積めず
大分県の別府湾を運航するホーバークラフトの運航会社「大分第一ホーバードライブ」(大分市)は25日、大分市と大分空港(大分県国東市)を約30分で結ぶ定期航路について、予定していた年内就航を見送り、来年のできるだけ早い時期に開始すると発表した。11月に始めた別府湾の周遊運航が気象条件による欠航で十分な実績が積めなかったことなどを理由としている。 【動画】ホーバークラフトをドローンで撮影
ホーバーを巡っては、訓練中に複数の事故が発生。今月、国に報告しなかったなどとして元社員を含む船長ら7人が船員法違反容疑で書類送検(不起訴)されたことが判明した。小田典史社長は25日の記者会見で「(書類送検とは)全く関係ない。(周遊に)乗客は想定以上に利用している。万全な準備ができたところで就航したい」と述べた。
同社によると、周遊運航の実績は強風で想定の半数の16便にとどまった。利用者の要望も反映した上で定期航路を就航するという。就航日は改めて発表する。