「地獄が呼んでいる」シーズン2、ヨン・サンホ監督による解説映像が公開!新展開の“謎”が明らかに
シーズン1でもそのド派手なビジュアルが強烈なインパクトを残した“矢じり”は、チョン議長が説いた“告知を受けた人は罪人で、罪人は死をもって罰せられるべき”という教義を狂信するあまり、告知された人の身元や憶測にすぎない罪の内容をネットに拡散し、自らの手で罰を下そうと暴力的な行為に走る信者集団に。映像では正義の定義が歪み、狂気に染まった人々がまるでテロを起こすかのように武器を手に集団で押し寄せる様子が描かれ、彼らの勢いにますます歯止めがかからなくなっていくことを予感させる。
そして、そんな無差別テロを行う矢じりから告知を受けた人の居場所を守ろうと戦い続け、新真理会と政府が利用しようとしている“地獄からの復活者”も救出しようと命がけで立ち上がる、ミン・ヘジン率いるソド。告知を受けた人が罪人であるという横暴な教義を覆すため、地獄の秘密を探り続けるが、サンホ監督が「やがて彼女は何の意味があるのかと自問し始めます」と解説するように、彼らの計画も一筋縄ではいかないことをうかがわせる。
映像の最後には、本作の世界を「非凡な人々がそれぞれの思想に基づき チェスの試合を繰り広げているようなものです」と称したサンホ監督。そして「視聴者の皆さんの期待を裏切らない出来です。同じ状況ならどうするか想像しながらご覧ください」と自信たっぷりに締めくくっている。(高橋理久)