印ディーラー向け乗用車販売、昨年は4.2%増 4年ぶり低い伸び
[14日 ロイター] - インド自動車工業会(SIAM)が14日発表した統計によると、2024年の乗用車のディーラー向け販売台数は前年比4.2%増となり、4年ぶりの低い伸びにとどまった。高インフレの中で、新車需要が冷え込んだ。 小型車、セダン、スポーツタイプ多目的車(SUV)を含む乗用車の販売台数は、23年の411万台から24年は427万台に増え、過去最高を記録した。 ただ、小型車の販売台数は、価格が対象とする顧客の所得水準を上回ったため、14.4%減少した。一方、SUVと大型車は16.8%増えたが、23年の22%増から伸びは鈍化した。 インドでは小型車が販売台数全体の3分の1を占め、残りをSUVと他の大型車が占めている。 メーカーとディーラーは24年後半に大幅な値引きを余儀なくされた。 アナリストは25年の販売台数について、新型車の発売による需要拡大と金利引き下げへの期待から、伸びが加速すると予想している。