有事に備えて日本とアメリカの統合運用能力を高めるのが目的 日米統合演習で護衛艦に魚雷装填訓練 山口県岩国市
自衛隊とアメリカ軍が行う大規模な日米共同訓練の一部がアメリカ軍岩国基地で報道公開されました。 【写真を見る】有事に備えて日本とアメリカの統合運用能力を高めるのが目的 日米統合演習で護衛艦に魚雷装填訓練 山口県岩国市 アメリカ軍岩国基地に入港した海上自衛隊の護衛艦「いなづま」。 魚雷が入っている想定の白いコンテナをアメリカ海軍のクレーンでつり上げ、いなづまの発射装置に装填する作業が行われました。 コンテナは長さおよそ6メートル、魚雷が入っていればおよそ2トンの重さがあります。 広島県の江田島にある海上自衛隊の弾薬補給所が有事で使用できなくなった場合、岩国基地で作業ができるかどうか、検証する訓練です。 矢田史子 記者 「海上自衛隊の護衛艦いなづまを使った訓練が行われています。陸上自衛隊やアメリカ海兵隊の警護の中、そしてアメリカ海軍のサポートを得ながらの作業です」 この訓練は今月23日から行われている日米共同統合演習「キーンソード」のひとつです。 有事に備えて、日本とアメリカの統合運用能力を高めるのが目的です。 全国の自衛隊や在日アメリカ軍の施設、離島などを使って行われる大規模な訓練で、自衛隊とアメリカ軍あわせておよそ4万5000人が参加しています。 アメリカ軍岩国基地のリチャード・ラスノック司令官は「日米それぞれが持つ機能を境目なく発展させていくよい機会」と評価しました。 リチャード・ラスノック司令官 「私たちがここで行っていることは即応態勢の確立で、それこそが敵となる勢力に対して抑止力となります」 訓練は来月1日まで行われる予定です。
テレビ山口
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