大谷翔平ホームランダービー出場辞退の意向示す「リハビリもあるので」ロバーツ監督「尊重する」
<ドジャース6-5ダイヤモンドバックス>◇2日(日本時間3日)◇ドジャースタジアム 【動画】大谷翔平27号、打った瞬間スタンド入り確信 文句なしの特大弾 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)2日(日本時間3日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が豪快27号で、日本人3人目の通算500打点に到達した。ダイヤモンドバックス戦に「1番DH」で出場し、5打数3安打2打点と快調に7月をスタート。ジャパニーズ・ヘリテージナイトとして開催された試合で、サヨナラ勝ちに貢献した。試合後には、オールスターのホームランダービー出場を辞退する意向を示した。 ◇ ◇ ◇ 球宴の前夜祭に行われるホームランダービー出場は、見送る方針となった。大谷はダイヤモンドバックス戦の試合後「リハビリもあるので。なかなかボリューム(スイング量)も多いですし、今回はおそらく出ない方向で進むかなとは思います」と説明。打者専念の今季だが、来季の二刀流復活を見据えリハビリの段階が上がっている最中。体への負担やシーズン後半への影響を考慮したようだ。 大谷の考えに、ロバーツ監督は「何人かのグループでの話し合いで。私は尊重する」とし「彼がドジャースに移籍してきた理由はワールドシリーズで勝つため。彼だけがメジャーリーグを背負う必要はない。とても責任感のある男。今はリハビリの過程にいるし、彼の仕事はドジャースでプレーするためにベストを尽くすこと」と熱く語った。 大谷は21年のオールスターで投打二刀流でプレーしながら、前日のホームランダービーにも参加。同年はシーズン後半戦で失速し、当確と思われていた本塁打王を逃した。ロバーツ監督は「リハビリもなく、普段通りであれば彼は出たかったのだと思う。ただ、何かが起きてしまったときはショウヘイだけでなく、ドジャース、そしてファンもがっかりすることだろう」と不振や故障のリスクを回避する必要性を説いた。 この日発表された球宴の最終ファン投票第2回中間経過では、ナ・リーグDH部門で得票率を前日より4%増の65%とし、選出は確実。日本時間4日に結果が発表される。