年末年始のテロを防げ!JR松山駅で不審者対応の合同訓練【愛媛】
JR松山駅で17日、列車内でのテロを想定した対応訓練が行われました。 新駅舎になって初めての訓練です。 「殺すぞ!こっち見んなやオラ!」と叫ぶ不審者役。この訓練は、利用者の増える年末年始や来年の大阪・関西万博に備えて、新駅舎での緊急時の対応を確認するため、関係者およそ50人が参加して行われました。 訓練は走行中の列車の中で刃物を持った男が暴れたという想定であり、犯人役の警察官が刃物を取り出すと、乗務員が乗客を別の列車に避難させ警察へ通報しました。 すると不審者役は「お前警察呼んだんか!呼ぶな言うたろが」と叫び、列車を降りてホームで刃物を振り回し暴れますが、駆けつけた警察官らがさすまたなどで押さえこみ、身柄を確保しました。 また、不審な液体がホームに撒かれたという想定のテロ対策訓練も行われ、県警機動隊と消防の化学兵器などに対応する部隊が出動し、気分が悪くなった人の救助や不審物の撤去などを行い、緊急時の連携を確認していました。 松山東警察署の村上泰民警備課長は「テロ等を未然防止するとともに、事件があったときに適切に対処するように、今後も引き続き訓練を通して、対処能力を高めていきたいと考えています」などと話していました。