オランダ代表を率いるクーマン監督、欧州を離れたべルフワインとメンフィスの移籍先に異なる見解を示す「ブラジルのリーグレベルは違う」
オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督は、ステーフェン・べルフワインのサウジアラビアへの移籍に苦言を呈したが、ブラジルへ渡ったメンフィス・デパイに関しては違った見解を持っているようだ。イギリス『Daily Mail』が伝えている。 【動画|オランダ vs ボスニア・ヘルツェゴビナ】UEFAネーションズリーグ 試合ハイライト 今夏の移籍市場でアヤックスに所属していたべルフワインは、2100万ユーロ(約33億円)の移籍金でサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドへ移籍した。 その移籍に関してクーマンは「スポーツ的な野望を感じられない」と、同選手の移籍を批判。このクーマン監督の発言を受けてべルフワインは「サウジアラビアリーグはオランダのリーグよりもレベルが高いと保証できる。僕はこの監督の下ではプレーしない」と反論しており、両者の対立が表面化している。 またアトレティコ・マドリードとの契約が満了し、フリーエージェントとなっていたメンフィスは現地時間9日、ブラジルのコリンチャンスへの加入が正式発表された。デパイはべルフワインと同様に、欧州の舞台から新天地へ活躍の場を移すことなったが、クーマン監督は「メンフィスなら状況は違うだろう」と語り、両者の立場に違った見解を持っているようで、次のように続けた。 「ブラジルのリーグレベルは(サウジアラビアと)違う。そのためデパイが代表チームの一員になれる可能性はあるが、彼のパフォーマンスが代表のレベルに達しているかどうかによるだろう」 メンフィスは今夏開催されたUEFA EURO 2024で、6試合に先発出場し1ゴール1アシストを記録した。9月のUEFAネーションズリーグに望むオランダ代表には招集外となっていたが、今後のブラジルでの活躍次第では早期の代表復帰もあるだろう。
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