「イカいない」"記録的不漁"のスルメイカ 初水揚げは200キロ 前年の6分の1ほどにとどまる 初競りは高値も漁師からため息漏れる 北海道函館市
UHB 北海道文化放送
記録的な不漁が続く北海道南部のスルメイカ漁が、6月5日朝に函館市で初水揚げを迎えましたが、厳しい初日となりました。 6月に解禁となった北海道南部のスルメイカ漁。 6月4日出港した船が未明にかけて次々と戻り、初水揚げしました。 イカは1匹約40~50グラムほどと例年に比べて小ぶりで、初日の水揚げは約200キロ。 1.3トンだった2023年の6分の1ほどにとどまり、記録的な不漁となりました。 「過去最低に近い量でないかな?燃料代も出ない」(漁師) 「仕方ない。イカがいない」(漁師) 初競りでは、いけす用の活イカの最高値が1キロ8000円と、2023年の倍以上の値がつきましたが、2016年に過去最高だった1万5000円の半分ほどで厳しい初日となりました。
UHB 北海道文化放送
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