田丸辰が「毎試合後、みんながきれいに掌を返してくれる。それを楽しみに戦おうかなと思っている」【RISE】
-54kg Tournament 決勝でクマンドーイと対戦
「RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」(12月16日、東京・両国国技館)の前日計量が12月15日、都内で開催された。 メインイベント(第16試合)で行われる「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament 決勝戦」で対戦するクマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー)は53.95kg、田丸辰(日本/TRY HARD GYM)は53.7kgでともに規定体重をクリアした。 トーナメントは7月の「RISE WORLD SERIES 2023 1st Round」で1回戦、8月の「RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round」で準決勝が行われた。クマンドーイはモハメッド・カルーアと志朗を、田丸はペッシラー・ウォー・ウラチャーと大﨑一貴を破り決勝に進出した。 計量後に行われた会見で田丸は「心技体すべてが整った状態でやっと決勝を迎えられるということで楽しみな気持ちでいっぱい。トーナメントは7月からだが僕は3月の風音戦から勝ち上がってきたと思っているので、メインでこのカードが組まれている意味をしっかり理解して勝ちに行きたい」と語った。その風音戦から試合前は常に「相手が勝つ」と言われ続けてきた中で勝ち上がってきたとあって「ずっと相手が勝つとトーナメントが始まる前の風音戦から言われていた。毎試合後、みんながきれいに掌を返してくれるので、それを楽しみに戦おうかなと思っている」とこれまでの世間の見方に辛口コメント。
そして「今回の試合も相手が勝つという声だったり、“なんでこの試合がメインなんだ”とかいろいろな声がありますが、そのすべてを越えて自分自身楽しんでいこうと思っているし、みんなの期待を越えた勝ち方をしようと思っている」と今回も下馬評を覆す勝利を約束した。 試合については「勝つのが大前提と思っているが、倒して勝つのと判定で勝つのとでは見られ方も全然変わる。スターになるためにはしっかり倒して勝たないといけないと思っている」とKO勝ちを狙う。 対するクマンドーイは「決勝戦まで来れてとてもうれしい。早く明日戦いたい。どんな試合になるかは明日にならないと分からないが絶対に楽しい試合になる。ベルトは絶対に持って帰る」などとこちらも勝利を約束した。