北海に勝利し、声を出しながらベンチを出る大阪桐蔭・西谷浩一監督（中央）＝撮影・北村雅宏

　「選抜高校野球・１回戦、大阪桐蔭７－１北海」（２２日、甲子園球場） 　大阪桐蔭が北海に快勝し、初戦を突破。西谷浩一監督が智弁和歌山・高嶋仁元監督に並ぶ甲子園歴代最多勝利「６８」を達成した。 【写真】バットほぼ片手１本で右打ちの岡江　食らいついた感がめちゃ出てる 　西谷監督は「私の記録と言うよりも、歴代のＯＢたちが頑張ってくれたものに、今の子供達が積み重ねた勝利だと思いますので、うれしく思います」と話した。 　高嶋氏の記録に並んだことには「若い時から公私にわたって、お世話になってまして。数字としては並んだというのかもしれないですけど、監督として高嶋先生に並んだ気持ちは全くないので。いつか高嶋先生に並ぶ、また越えるような指導者になりたいという気持ちはありますけれども、今はまだまだだと思っています」と述べていた。 　０－０の三回、安打と野選、四球などで２死満塁とすると、岡江伸英内野手（３年）が左前へ運ぶ先制の２点適時打。この後、満塁とし、宮本楽久内野手（２年）が適時打、さらに押し出し四球でこの回一挙４点を奪った。 　四回にも１点。六回にはラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手（３年）の犠飛などで２点を加え、ダメ押しした。 　投げては、背番号「１」の最速１５４キロ右腕・平嶋桂知投手（３年）が７回を投げ、４安打７三振無四球１失点と好投。その後は中野大虎投手（２年）、南陽人投手（３年）とつないで締めた。