【「無印良品」中期経営計画発表】 年平均10%成長で3年後に売上8800億円へ 多チャネル間の購買体験向上
「無印良品」を運営する良品計画は11月15日、2027年8月期までの3カ年の新中期経営計画を発表した。売上高にあたる営業収益は2027年8月期に国内5000億円、海外3800億円まで拡大し、全体で8800億円を計画している。年平均の売り上げ成長率は10%を想定する。日本の継続成長に加え、東アジア各国の自立経営を成長のベースとする。 【<画像3点>中期経営計画で発表した計画】 ECを含む既存店売上伸長率は年平均102%(国内103%、中国大陸101%)が前提条件となる。年間店舗純増数は国内60店舗、海外60店舗(中国大陸30店舗)、3年で360店舗増を計画する。 グローバルでの成長に向けて、①出店拡大 ②商品開発体制の強化 ③重点カテゴリーの強化 ④OMO強化 ⑤マーケティング戦略 ⑥生産/SCM改革 ⑦ITによる支援 ⑧ESG/公益人本主義――の8つの成長ドライバーを掲げている。 「OMO強化」では、国内において既存複数チャネルをまたいだ、購買体験の構築を進める。多チャネルにおける在庫の一元化・予約対応により、機会損失の削減を行う。 オムニチャネル化を推進し、オンライン・オフライン間、複数チャネル間での受注、取り寄せを実現する。返品対応の効率化などを進め、購買体験の向上を図る。
日本ネット経済新聞