ホフディラン・小宮山雄飛【赤坂・自由が丘・浅草】大人の名スポット&ディープなグルメめぐり
江戸情緒と滋味に富んだ食事「駒形どぜう」
「大人になってから浅草に行きたくなるのは、そば、うなぎなど、古くから続く老舗がたくさんあるからです」と言いながら、1801年創業の「駒形どぜう」の暖簾をくぐる小宮山さん。 このお店の名物「どぜうなべ」は、どじょうを酒に漬けてから独自の下ごしらえをし、それを1枚1枚鉄鍋に並べて炭火の上で小まめに割り下を差しながら煮込んでつくられます。鉄鍋が浅いのは、せっかちな江戸っ子を待たせないためだったとか。 【駒形どぜう本店】 江戸時代から親しまれている「どじょう」をいただける、創業222年の老舗。一番人気の「どぜうなべ」は、頭から尾まですべて食すことで余すことなく栄養を採ることができる一物全体食。情緒溢れる店内に一歩足を踏み入れると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。 東京都台東区駒形1-7-12 営業時間:11時~20時30分(L.O20時) 定休日:不定休 取材=キンマサタカ 撮影=セドリック・ディラドリアン 編集=鈴木 彩(婦人画報編集部)