東洋大・小川大輝が男子400m障害で連覇 日本選手権へ「攻める選択肢しかない」/陸上
陸上・日本学生個人選手権最終日(16日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)男子400メートル障害は小川大輝(東洋大3年)が49秒89で優勝。2連覇を達成しつつも「(パリ五輪の)参加標準(48秒70)近くを狙っていたが、タイムがついてこなかったのは残念」と反省した。 400メートル障害はハードル間の歩数の切り替えがカギとなる。小川は今月上旬の台湾の競技会までは5台目まで14歩にしていたが、今大会から7台目までに変更。「ここで止まっていても今の日本の〝ヨンパー界〟では通用しない。攻める選択肢しかない。大会まで1カ月切っていたが、チャレンジの気持ちで急きょ決めた」という。 今夏のパリ五輪代表争いがかかる27日開幕の日本選手権(新潟)には、ディフェンディングチャンピオンとして挑む。日本勢はこの種目で豊田兼(慶大4年)、黒川和樹(住友電工)、筒江海斗(スポーツテクノ和広)の3人が参加標準記録突破済み。「今は標準を切るのが当たり前になっている。自分もそこに食らいついていかないと。日本選手権まで2週間を切っていて焦りの気持ちも大きいけど、3番かつ48秒台で行けばWAランキングで代表圏内に浮上しそうなので、とりあえず3番を目指したい」と奮起した。