福井市の飲食店で21人食中毒、ノロウイルス検出 2日間の営業停止処分に
福井県の福井市保健所は3月27日、福井市順化1丁目の飲食店が調理、提供した料理を食べた同市内外の21人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。有症者のうち少なくとも7人と調理従事者2人の便からノロウイルスが検出された。 福井市は食品衛生法に基づき、同店を27、28日の2日間営業停止処分にした。同店は患者発生を把握した24日以降は営業を自粛している。 福井市生活衛生課によると、24日午後3時ごろ、有症者の一人から保健所に連絡があった。調査の結果、22日午後6時ごろから同店で食事した3グループ28人中21人に22日午後11時~24日午後3時にかけて症状が出ていたことが分かった。有症者のうち3人が医療機関を受診したが入院はしておらず、いずれも回復に向かっているという。
福井新聞社