伝統工芸品一堂 備前焼まつり開幕 岡山・伊部駅周辺 観光客ら町巡り品定め
岡山を代表する伝統工芸品、備前焼の魅力を発信する「第40回備前焼まつり」(実行委主催、山陽新聞社など共催)が19日、備前市伊部のJR伊部駅周辺で始まった。一帯は歩行者天国となり、雨にもかかわらず、陶芸ファンや観光客が町を巡って品定めを楽しんでいる。20日まで。 駅前の販売会場には作家、窯元、ギャラリーの計55店が集まり、食器や花器など多彩な品々を特別価格で販売。来場者が手に取り、風合いを確かめていた。作家によるろくろ実演もある。駅併設の備前焼伝統産業会館では、市が本年度創設した公募展「備前・現代陶芸ビエンナーレ」の入賞・入選計88点の展示も始まった。 グルメも充実し、伊部公民館と伊部小には日生カキオコ、備前牛のカルビ飯、特製カレーなどの計約30店が並ぶ。伊部小では地元グループなどのステージも開かれている。 まつりは午前9時~午後5時(20日は同4時まで)。市は臨時列車が運行されるJR赤穂線での来場を呼びかけている。