■麻生副総裁の影響力は 一方、武田氏と不仲として知られる福岡8区選出の麻生副総裁。 唯一派閥を存続させていて影響力を保持し、総裁選のキーマンとされています。 麻生派に所属し総裁選への出馬が取りざたされている河野太郎デジタル大臣と6月26日、およそ2時間にわたり会食しました。 また、麻生氏は岸田総理とも同じ6月に、異例とされる2週連続で会談。総裁選での対応について話し合ったものとみられています。 麻生氏とともに岸田政権を支えてきた茂木幹事長も報道番組で「総理になってやりたい仕事があるのは間違いない」と述べています。 ■「麻生副総裁は迷っている」 こうした状況に、麻生氏に近いある自民党の関係者は「麻生副総裁は総裁選でどうするか迷っているようだ」と話しています。9月に向け活発化していく自民党の総裁選。目が離せない状況が続きそうです。