年齢や障害に関係なく、子供から高齢者まで誰でも楽しめるインクルーシブな大型遊具が岡山県奈義町に完成し、３月２６日に記念式典が行われました。 奈義町総合運動公園に新たに設けられた大型遊具。幅は約８メートル、高さは約７メートルで、障害のある子供の保護者や高齢者などの地域の声を反映し、町が事業費約５０００万円をかけ設置しました。 最大の特徴は、２階のフロアまで車いすやベビーカーで上がれること。また体を動かすだけではなく、視覚障害のある人が楽しめる音が出る遊具も設置されています。 さらに大型遊具の近くには、車いすに乗ったまま遊べる砂場や、シート型で転落のリスクを軽減したブランコも設置されました。 （地元の子供たちは…） 「普段遊ぶ遊具とまた別の感覚で遊べたから楽しい」 「音を鳴らせる遊具がいっぱいあって、楽しかった」 （奈義町生涯学習課　國富晋作副参事） 「ハンディキャップを抱えている方でも楽しく遊ぶことができるようになっている。サクラが咲きゴールデンウィークもあるので本当にたくさんの方に来てほしい」 全国トップレベルの出生率で子育て支援の町として注目される奈義町。今回の遊具の完成をきっかけに、公園を子育てに役立つスポットとしてＰＲしていくことにしています。