【日本ハム】ダウン更改の若林晃弘「活躍するか、野球を辞めることになるか」来季は勝負の1年
今季開幕前に巨人からトレード移籍した若林晃弘内野手(31)が27日、北海道・北広島にある球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸2300万円から500万円ダウンの1800万円でサインした。「僕は1年間、ケガで1試合も1軍の試合に出ていないので、当たり前のことだなと率直に思っています」と球団の評価を受け止めた。 移籍直後の3月12日の広島とのオープン戦(エスコンフィールド)では「4番二塁」で新天地デビューを果たしたが、出場4試合目となった同16日の巨人とのオープン戦(同)で1回の走塁中に左ハムストリングス肉離れを発症して途中交代となった。「まず3月に発症したのが去年ケガしたところで。その後はちょっと右足…やっぱバランスがおかしくなって、ちょっと右足に違和感が出てっていう、ちょっと行ったり来たりしている状況でした。大きく損傷はしていなかったんですけども、多少ちょっと右足の方も損傷があったりとかっていう形で、こう行ったり来たりで長引いてしまったっていう感じです」と終わってみれば、今季は1軍出場がなかった。 シーズン中は焦る気持ちも大きかった。「やっぱりファイターズの1軍の試合を見ていると、やっぱり強かったですし、その輪の中にいられないっていう自分の情けなさもありました。やっぱりケガをしていたので、なんて言うんですかね…思うように動けないっていうことが本当に気持ちばかりが焦ってしまって。思うように動けなかったので、そこは本当に苦しいなと思いながらも、ファイターズの選手たちの試合を見ながら、いいチームだなと思って過ごしていました」ともどかしさを感じる日々だった。 移籍2年目となる来季へ向けては「もう1度、足腰の基礎的なトレーニングであったり、バッティングにつなげられるトレーニングだったりをちょっと考えています。しっかりともう1回、走り込みっていうところは一番重点に置いてやっていきたいなと思っています」と故障離脱しない体づくりをテーマにオフは鍛錬に励む予定だ。 25年シーズンは野球人生をかけた勝負のシーズンとなる。「来年こそは本当に結果で示して、このケガがプラスになったと思えるように。本当に結果が全てだと思うので、もう結果を出して活躍するか、野球を辞めることになるか、そのぐらいの気持ちでやっていきたいなと思っています」と背水のプロ8年目での巻き返しを強く誓った。