レスリング・明治杯３位決定戦棄権もプレーオフ出場へ意欲を見せた金城梨紗子選手

◇2023年明治杯全日本選抜選手権最終日（15～18日、東京・東京体育館） 9月にセルビアで行われる世界選手権の予選を兼ねている明治杯全日本選抜選手権。 女子57キロ級で前日17日の準決勝で敗れた、五輪2連覇の金城梨紗子選手がこの日予定されていた3位決定戦を棄権しました。 理由については「首を痛めてしまっていること」と話しており、首周りや肩周りの筋力が落ちたことなどにより痛めたことを明かしました。 金城選手は去年12月の天皇杯全日本選手権で非五輪階級の59キロ級で優勝しており、7月17日に予定されている世界選手権代表決定プレーオフへの出場資格を有しています。ここに備えるために今回は大事を取る決断に至りました。 プレーオフへ向けては「子供の予防接種があったりしているので、子供の育児だったり家事の合間で自分の時間を組み込めるように一日一日を過ごしたい」と子育てに奮闘するママならではのコメントも。 「五輪は厳しい状況にはなったけどレスリングはすごく好きなので、これから自分が選手を続けながら母になったアスリートとして、これからの女子レスラーのためにいろんな選択肢を増やせる存在になって活動出来たら」とこれまでの功績に加え、ママレスラーの先駆者としてもより幅を広げていく金城選手の今後に注目です。