人の心に寄り添える最強ボディーガード・辰之助(岩本照)は

Snow Manの岩本照が連続ドラマ単独初主演を務めるオシドラサタデー「恋する警護24時」(毎週土曜夜11:00‐11:30)の第3話が1月27日に放送された。第3話では、里夏(白石麻衣)に寄り添う辰之助(岩本)の姿が描かれた。あまりに優しく背中に手を添える辰之助に、X(旧Twitter)では「なにこれ…最高すぎ」「私にもトントンしてもらえませんか？」という声が上がった。 (以下、ネタバレを含みます) 【写真】不安そうな里夏(白石麻衣)とそんな里夏を見つめる(岩本照) ■「恋する警護24時」とは？ 連ドラ初単独主演の岩本照が武骨なボディーガードを演じる、考察系アクションラブコメディー。少数精鋭のボディーガード会社に勤める要人警護のスペシャリスト・辰之助が、父親殺しの犯人を追いながら、毒舌な弁護士・岸村里夏の24時間警護を請け負い、全力で守っていく姿を描く。脚本は金子ありさが担当。 ■辰之助は父親の墓で男性と出会う…「恋する警護24時」第3話を振り返る 父親が殺害された事件で捕まった少年のうちの一人、加賀美洋太(山口大地)と父親の墓の前で遭遇した北沢辰之助は、突如、加賀美に襲い掛かられるが、応戦してねじ伏せる。 観念した加賀美に辰之助は、父親が殺された当時、何があったのかを話してほしいと頼むと、加賀美は自分が知りうる限りの事件当時の出来事を明かすが、父親を殺害された真相までは分からなかった。 そこで辰之助は加賀美に、事件に関わる残りの2人の少年の居場所を知りたいと協力を依頼する。すると、加賀美は事件以来2人とは会っていないが、一度だけ差出人不明のあるメッセージが届いたという。その内容から、2人のどちらかが送ってきた可能性が高かった。 社員寮に戻った辰之助は、原湊(藤原丈一郎)らボディーガードの同僚にその話を伝えたところ、湊が加賀美になりすまして送り主に「会って話せないか？」とメッセージを送って、反応を待つことに。 一方、湊からは辰之助が不在にしている間に起きた、岸村里夏に関する気掛かりな報告を受ける。里夏に頼まれて外出した際に見せたある行動から、里夏は人に素直に「助けて」と言えないようだと言うのだ。実は、その背景には里夏の過去が関係していた。 ■辰之助は里夏にまつわる報告を受ける 辰之助は、ボディーガードの仕事をおろそかにするつもりはなかった。父親の死の真相を知りたいという思いはあっただろうが、任務中には変わりなく、里夏の警護に集中すると告げる。 しかし、里夏は私なら大丈夫と強めに主張。そんな里夏に目を丸くして驚く辰之助。第1話に比べると里夏の態度は軟化していたが、あまりに強い口調で大丈夫と発言する里夏に、辰之助は不思議そうにしていた。 そんな中、湊らは、里夏に頼まれて外出したときのことを話し出す。里夏はどんなに大きな荷物を抱えていても、その荷物の中身が飛び出しても、「大丈夫です」を繰り返していたという。 そんな姿から、湊らは里夏が素直に助けてと言えないタイプだと分析。性格なのか、過去に何かあったのかと話し続ける湊らに、辰之助は何か考えている様子だった。 ■“ラッコトリオ”が大はしゃぎ 心配そうな辰之助を見て、“ラッコトリオ”の湊、村田(北村圭吾)、椎谷(今野浩喜)はニヤニヤしていた。湊らは、辰之助と里夏が仲よくなっていることが気になっていたようだった。 自分をいじり倒す湊らに腹を立て、「任務なので！」とすねた表情を浮かべる辰之助。いつか、辰之助が里夏にもこういった面を見せていくことになるかと思うと、湊らがはしゃぐのも無理はない。 一方、里夏はパラリーガルとして働いている美央(岡本夏美)が、辰之助にアプローチを仕掛けている姿を観察していた。甘いものを差し出す美央に辰之助は、甘いものが苦手だと回答。 しかし、里夏は、辰之助が朝食は甘い系のパンを食べていることや冷蔵庫にチョコバー、生チョコ、エクレアを常備していることを知っていた。“甘いもの好き”を隠す辰之助に対し、格好つけたなともらす里夏。 興味がない人物の行動や好きなものは意外と記憶に残らない。でも、里夏がちゃんと辰之助のことに関することを記憶しているということは、里夏にとって辰之助は、もうすでにただのボディーガードではない証拠だと思った。 ■里夏が辰之助だけに打ち明けた過去 第3話では、いろいろな場面で、里夏が自分に言い聞かせるように大丈夫と言うシーンが多くあった。辰之助もそれに気づいており、里夏が大丈夫と言うたびに、里夏のことを気にしていたように思う。 そんな中、寮で停電が起きる。ブレーカーを見てくると話す辰之助を引き留める里夏。不安そうにしながらも、「ごめんなさい。大丈夫」だけ言い、助けてとは言わない里夏に、辰之助は大丈夫じゃないときもあるはずだと告げる。 里夏は過去に体験したことを明かしながら、誰にも心配をかけたくないことや本当は強くないことなど、胸に秘めていた思いを辰之助に話すのだった。里夏が自分のことを話したのは、辰之助が初めてだったのだろう。 いつもより小さくか弱く見える里夏の背に手を添え、落ち着かせるように優しくトントンたたく辰之助。その姿に、Xでは「なにこれ…最高すぎ」「私にもトントンしてもらえませんか？」という声が多くあがり、「＃恋警護24」が見事トレンド入りを果たした。 ◆文＝ザテレビジョンドラマ部