まさに山の主「巨大イノシシ」の味は…? 体重140キロ・通常のイノシシの約3倍 「イノシシ鍋」で食べてみた
9月、鳥取県江府町の山の中で、体重およそ140キロ、まさに「山の主」とも言える巨大イノシシが捕獲されました。 イノシシ肉の解体・熟成が終わり、この「山の主」を味わえるようになったということで、さっそく取材に向かいました。果たしてその味は? 【写真を見る】まさに山の主「巨大イノシシ」の味は…? 体重140キロ・通常のイノシシの約3倍 「イノシシ鍋」で食べてみた 松原佑基 アナウンサー 「こちらで巨大なイノシシがとれたということなんですが…えっ、でっか…」 9月28日、鳥取県江府町で捕獲された巨大イノシシ。 町内でジビエの加工などを行っている「奥大山地美恵」が、鳥取県江府町の奥大山で仕掛けた罠にかかっているところを発見し、猟銃を使って仕留められました。 奥大山地美恵 宇田川保 副会長 「とてもじゃないけど、入っていって見に行ったときはもう向かってきて怖かったて言って」 奥大山地美恵 足立隆光さん 「突進してくるんじゃないかと思って怖かったです。突進してきたときにカバかと思いました」 通常のイノシシは、体重4~50キロほどということですが、計測したところ140キロほどあり、3倍近くの重さになります。 体長は1メートル83センチ、胴回りは1メートル36センチほどもあり、人間と比べると、その大きさがよく分かります。 肉は400人前になるだろうということで、まさに「山の主」です。 この巨大イノシシ、その後解体され熟成も終わり、試食会が行われるということで、6日、記者もこの試食会に参加させていただきました。 小村ののか 記者 「何を作ってくださるんですか」 「きょうはイノシシの鍋です」 新鮮な肉のうまみを存分に引き出せるよう、材料はシンプルにイノシシ肉、白菜、ネギのみ。10分ほど煮込んだら完成です。 小村ののか 記者 「では、いただきます。うん。噛めば噛むほど脂のうまみが出てきて臭みも全くなくておいしいです」 試食をした男性は 「食感もしっかりしていて脂が甘くておいしいです」 奥大山地美恵の活動は、ただ肉を提供するだけではなく、イノシシやシカなどの害獣から農作物を守るという意味もあり、地域にとって重要なものとなっています。
奥大山地美恵 宇田川保 副会長 「被害は減ってますね。ジビエの肉の評価が上がればいいと思います」 奥大山地美恵の商品は、道の駅 奥大山で販売されていて、今回捕獲されたイノシシの肉は200パックほど販売されるということです。
山陰放送