富山市で39.2度 全国2位、歴代3番目 熱中症12人搬送
23日の富山県内は高気圧や南寄りの温かい風の影響を受け、富山市中心部の最高気温は39・2度となり、1939(昭和14)年の観測開始以来、歴代3位を記録した。同日は兵庫県豊岡市39・7度に次いで、鳥取市と並び全国2番目の高さだった。熱中症警戒アラートが発令される中、富山、射水、氷見、黒部、南砺で20~80代の12人が熱中症疑いで搬送された。アラートは24日も発令される。 富山市八尾で37・3度、高岡市伏木37・7度、砺波市36・4度、朝日町36度など7地点で今年最高を記録し、全10観測地点で猛暑日となった。 37・2度を記録した富山空港近くのとやま健康パークの「じゃぶじゃぶ池」では、水遊びで涼を取る親子の姿が見られた。横浜市から富山市の実家に帰省中、5歳の長男、2歳の次男と訪れた主婦柴田詩織さん(38)は「暑いので長居はせず、30分ぐらい遊んで帰ろうと思う」と話した。