“プール熱” 全国で異例の流行…大分では2週連続で過去最多 警報レベル続く
代表的な子どもの夏かぜ、咽頭結膜熱、いわゆるプール熱が全国で流行。大分県内でも感染が広がっています。 【写真を見る】“プール熱” 全国で異例の流行…大分では2週連続で過去最多 警報レベル続く (かきさこ小児科・垣迫三夫院長)「大体39度40度出るからインフルエンザでも症状が軽い子よりもはるかに強い。しかも高熱が長く続く」 県のまとめでは11月19日までの1週間に定点医療機関から報告された患者数は125人で、1医療機関あたり3.47人となりました。2週連続で警報基準を上回り過去最多となっています。 保健所別では大分市が8人と急拡大していて、北部や東部も多くなっています。大分市立かないけ認定こども園では11月に入ってプール熱の感染が出始めているといいます。外遊びの後などに手洗い・うがいをするよう指導しています。 (田中副園長)「感染症が流行り始めた時は子どもたちにもその状況を話をして意識を持たせるようにしています」 アデノウイルスが原因のプール熱は1週間程度の潜伏期間があり、発熱やのどの痛み、結膜炎などの症状が5日程度続きます。垣迫医師は夏ではなく、今流行していることは異例と話します。 (かきさこ小児科・垣迫三夫院長)「この時期に検査キットで調べても陽性。まぎれもない100%アデノウイルスの人が毎週必ず出るぐらい。この時期にはありえないい」 プール熱は飛沫や接触で感染が広がることから手洗いやうがい、タオルの共有を避けることが予防に有効とされています。
大分放送