あなたは朝型?夜型?体内時計に合わせて働く「クロノワーキング」を3ステップではじめる #TrendBuzz
1日の中で、あなたが最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯はいつでしょうか。 出社前の早朝から集中できる人もいれば、同僚が退勤していく午後5時頃からエンジンがかかる人もいるかもしれません。 就業時間に縛られることなく「自分が一番集中できる時間に合わせて仕事ができたらいいのに」と思ったことはないでしょうか。 実は、そんなわがままを叶える「クロノワーキング」が2024年は注目されるかもしれません。
サーカディアンリズムの仕組みは?
人間の体は、およそ24時間の周期で睡眠と覚醒のサイクル、体温の調節、ホルモンの分泌、食欲、消化活動などを調節しています。この周期のことを「サーカディアンリズム(Circadian Rhythm)」といいます。 別名「概日リズム」とも呼ばれるこの周期は、主に脳の視交叉上核にある「体内時計」によってコントロールされており、光や暗闇などの環境の変化に反応して調整されます。 サーカディアンリズムが崩れると、日中に眠くなったり、また夜に目が覚めてしまうなど、睡眠に支障をきたすことがあります。遠方への海外旅行を経験したことがあるなら「時差ボケ」の感覚を思い出してもらえればわかりやすいでしょう。 実は個人差があるサーカディアンリズム 実は、このサーカディアンリズムには個人差があります。 起床してから完全に覚醒するまでの間隔や、活動の集中力がピークに達する時間帯が人それぞれ違うのです。 朝に勉強が捗る人を「朝型」、深夜に集中できる人を「夜型」と表現することもありますよね。この表現の意味するところは、サーカディアンリズムの違いによるものなのです。 ただし、朝型・夜型のように2つのパターンにはっきり分けられるわけではなく、年齢や生活習慣、社会的環境など、さまざまな要因によって変化することもあります。 また、自分の体内時計が、外部の光や暗闇の影響を受けやすいかどうかは遺伝子レベルで決まっているとする研究結果もあるため、無理に朝型、もしくは夜型に変えようとしても、うまくいかない可能性があります。