“地震のような揺れ”駅前ビル解体現場で突如崩落 電柱が折れ隣の駐輪場建物に穴も…急ピッチ作業が原因か?
大雨の中急ピッチで作業か?住民不安
近隣住民によると、当時、現場周辺で強風などは吹いていなかったといいます。 しかし、その工事の様子に、近隣住民は崩落前から不安を抱えていました。 解体現場の近隣住民: バーンって。でっかい解体用の重機が入ったりとかして、本当ここ最近です。一気にって感じですね。「あ、工事始まったんだな」と思ったら、きのう(18日)には建物が真ん中のあたりまでもうなくなっていたので。 解体現場の近隣住民: きのう(18日)の大雨の作業は、ちょっと異様でしたね。 なんかショベルカーを入れて、骨組みのあの建物ガンガンガンガン崩していたから。作業でほこり立つから、それをおさえるために雨の中やった方が手っ取り早いのかな…。 大雨の中でも続けられたという、急ピッチでの解体作業。 さらに、めざまし8が入手した事故2日前に撮影された映像には、建物を真ん中から割るように解体している様子が映っていました。 解体施工技士の資格を持つ 中野達也氏: 映像から片方が鉄骨造、片方が鉄筋コンクリート造になっているのが分かるので、解体工事の工法、使う重機など異なるものを使用していくことになるので、それぞれ別々に解体していく計画が組まれたのだなと。 中野氏によると、鉄骨造の建物を解体していた際、鉄骨部分を道路側に向かって徐々に解体していったところ、残された部分の地面の接地面積が小さくなり、不安定になったことで、バランスを崩して建物自体が崩れてしまったのではないかといいます。 本来は、崩れないようバランスをみながら、上階から解体をしていくといいますが…。 ――法的に決まっていることなんですか? 中野達也氏: 法の規正はないのですが、業界知識として一般的にそういうふうに進めるというのが常識ですね。やはり、手数が増えるということは、工期が増えるということもあって、この現場だけというより、その業者としては、利益を重視したそのような工事の進め方が一般的だったのではないかなと。 今回の事故について、解体業者を取材すると以下のような回答が返ってきました。 解体を行った業者: なぜ事故が起きたのか、原因を究明中です。現場では違法な事はしていません。事故で壊れた部分の補償などをしっかりやりつつ、再発防止対策を検討します。 (めざまし8 6 月20日放送)
めざまし8