「5年くらい腐ってた」39歳S級レーサーが低迷から完全復活、モチベーションは地元・熊本競輪場の再開
高知競輪場の「全プロ記念競輪(F2)」が26日、最終日を迎えた。6Rの特選に出場した松岡貴久(39歳・熊本=90期)に話を聞いた。 東矢圭吾がダービーファイナリストの小林泰正をまくり切ると、番手の松岡貴久が4角絶好の展開をモノにした。「(東矢が)強かった。力でねじ伏せてくれましたね。本当はワンツーを決めたかったけど、自分に余裕がなくて、残すどころじゃなかったです」と申し訳なさそうにしながら奮闘した後輩を称えた。 とはいえ、松岡自身も久しぶりに競走得点を110点台に乗せるなど、ようやく完全復活してきた。 「この点数は前が頑張ってくれているおかげ。(低迷時は)なにが悪いのかわからなかったけど、試行錯誤しながらやってきた。まあ5年くらいは腐っていましたけどね(笑)。熊本競輪場でまた走れるというのはモチベーション的にも大きかった。呼ばれたら一生懸命走りたいと思います」 27日の競技大会は4キロ個人パシュートに出場予定。 「(他地区は)誰が出るのか全然知らないんですけど、とりあえずドベにならないように頑張ります」 ドヤ顔でちょっとダサいことを言い放ち、颯爽と控室へと戻って行った。(netkeirin特派員)