ロッテ一筋18年「セの投手が合う」交流戦歴代トップ打率の37歳が予告通りの勝ち越し1号…チーム18年ぶり9連勝
◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト3―5ロッテ=5回終了雨天コールド=(28日・神宮) ロッテ一筋18年目の“交流戦男”が、チームを18年ぶりの9連勝に導いた。同点の3回2死一塁。角中が吉村の内角の変化球を捉えると、大雨を切り裂く弾丸ライナーが、右翼スタンドに着弾した。勝ち越しの今季第1号2ラン。「打ったのはチェンジアップかな。一発狙っていた。練習の時に『カチ上げたら全部いくから、ホームラン打つわ!』と言っていたら、本当になって良かった」と笑った。 この日3打数2安打、1本塁打、2打点で、交流戦通算打率(600打数以上)は3割3分7厘に上昇した。交流戦歴代トップの打率を誇る37歳は「(意識は)普段通りって感じですよ。(初見の抵抗は)ないですね。セ・リーグのピッチャーが合うんじゃないですか(笑い)」とサラリと言いのけた。 5回裏終了降雨コールドで角中の入団前年だった2006年以来の9連勝を飾り、日本ハムと並んで2位に浮上。味わったことのない破竹の勢いだが、「いつの間にかそんな勝っているのって感じです」。18年前は交流戦V。平常心を貫くベテランは、いくつになっても健在だ。(竹内 夏紀)
報知新聞社