被災地の子にお菓子を 富山県射水市新湊「ワンフェス」実行委、5月3~4日のイベント会場で募る
能登半島地震からの復興を掲げて5月3、4の両日に富山県射水市海王町(新湊)の海王丸パークで開かれる音楽イベント「ワンフェス」の実行委員会(加治浩和実行委員長)は、公演当日に会場でお菓子の寄付を募る。集まったお菓子は「こどもの日」の5日に石川県能登地方の子どもに届け、被災地を元気づける。 実行委員会のメンバーは2月から石川県の能登町や珠洲市に入り、がれきの撤去や炊き出しを定期的に行っている。ボランティア活動を続ける中で、ワンフェスでも支援につながる取り組みをしたいと考え、お菓子の寄付を企画した。 お菓子は未開封で賞味期限や原材料が記載され、常温で管理できる品に限る。会場の入り口に専用受付を設け、イベントに参加しない人の持ち込みも受け入れる。 寄付金も募り、協力した人には、イベントのMCを務めるお笑いタレントの芦沢ムネトさんがデザインした缶バッジ(限定3千個)を贈る。加治実行委員長は「細くてもいいから支援を長く続け、もっと能登の力になりたい」と話す。
今年のテーマは「歌は力」。ロックバンド「BLUE ENCOUNT」や氣志團、かりゆし58など計24組が出演する。前売りの1日券は一般7千円、中高生3千円、小学生以下の子どもと65歳以上の高齢者、障害者は無料。