LiLiCo「バチバチと生きている音がします」 2年連続で『TBSドキュメンタリー映画祭』アンバサダーに就任
TBSが立ち上げたドキュメンタリー映画の新ブランド「TBS DOCS」のもと、今回で4回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』のアンバサダーに、映画コメンテーターのLiLiCoが就任し、2月20日に都内で行われたラインナップ発表会見で抱負を語った。 【全ての画像】『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』ラインナップ発表会の模様 4回目の開催となる今回は、新たな取り組みとして、現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品を集めた「ライフ・セレクション」、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品をセレクトした「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選出された15作品を、全国6都市で上映する。 昨年に引き続き、アンバサダーに就任し「良かったです。役に立てたということですね」と続投に喜びの声。「絶対に名前だけのアドバイザーにはなりたくないと思い、出演する番組で告知したり、(連載を)持っている媒体に取り上げたりしましたが、今年はもっともっと頑張りますし、来年もここに立てるように、努力と協力をしたい」と決意を新たにしていた。 以前から、ドキュメンタリー映画に深い関心があったといい「伝えること、知ること、見て考える時間を持つことが、大切。どんなテーマであれ、自分と向き合う時間になりますし、人生観が変わります」と魅力を熱弁。「もしも自分や友だちがそういう立場だったら。それに、もしかすると今後自分がそうなるかもしれないと考えさせてくれる」と語り、「バチバチと生きている音がします、それが伝わります」と今年のラインナップに大いに期待を寄せていた。 また、「もっと若いときに、ドキュメンタリーに触れていたら良かったのにと思うことも。今回は、大学生の皆さんも参加していると聞いて、希望を抱いています」と笑顔。昨年上映された『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』『ヤジと民主主義』は、その後に劇場公開もされ「改めて魅力を語りたくなる」と声を弾ませた。 もしも、自分がドキュメンタリーを撮るとしたら「題材は私かな。実は『情熱大陸』に売り込んだこともあるが、いまだに(オファーが)来ません」と笑いを誘う場面も。「タレントは表に出ている部分が2割、裏で頑張っているのが8割だと思うので、そういった部分も伝えたい」と構想を明かしていた。 取材・文・撮影=内田涼 <上映ラインナップ> 「ソーシャル・セレクション」 ●人種や戦争、社会問題など、現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品 『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』 監督:金富隆 『サステナ・フォレスト ~森の国の守り人たち~』 監督:川上敬二郎 『BORDER 戦場記者 × イスラム国』 監督:須賀川拓 『家さえあれば ~貧困と居住支援~』【大阪・京都限定上映】 監督:海老桂介 『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』【北海道限定上映】 監督:長沢祐 『リリアンの揺りかご』【福岡限定上映】 監督:神戸金史 「ライフ・セレクション」 ●家族の形や身体的な障害など、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品 『私の家族』 監督:久保田智子 『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』 監督:佐井大紀 『魚鱗癬と生きる -遼くんが歩んだ28年-』【福岡限定上映】 監督:大村由紀子 『劇場版 僕と時々もう1人の僕 ~トゥレット症と生きる~』【名古屋限定上映】 監督:柳瀬晴貴 「カルチャー・セレクション」 ●視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品 『映画 情熱大陸 土井善晴』【東京・大阪・京都限定上映】 監督:沖倫太朗 『最後のMR.BIG ~日本への愛と伝承~』 監督:川西全 『ダメな奴 ~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』 監督:嵯峨祥平 『旅する身体 ~ダンスカンパニー Mi-Mi-Bi~』 監督:渡辺匠、志子田勇 『カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~』 監督:津村有紀 <イベント情報> 『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』 3月15日(金)~3月28日(木) 東京:ヒューマントラストシネマ渋谷 3月22日(金)~4月4日(木) 大阪:シネ・リーブル梅田 3月22日(金)~4月4日(木) 名古屋:センチュリーシネマ 3月22日(金)~4月4日(木) 京都:UPLINK京都 3月29日(金)~4月11日(木) 福岡:キノシネマ天神 3月30日(土)~4月11日(木) 札幌:札幌シアターキノ