【阪神】シート打撃はすべて走者三塁、18日消極走塁に苦言の岡田監督「俺が見ても2つあるわ」
ノーモア消極走塁! 阪神が全体練習でシート打撃を実施した。富田、浜地、西純の3投手がそれぞれ登板。野手全員が1~2打席ずつ相対した。走者はすべて三塁または二、三塁に置かれた。 【写真】森下に打撃指導する岡田監督 18日の日本ハム戦では岡田監督が走塁ミスが5個ほどあったと指摘。判断ミスもあったが「行く勇気がないわけやろ、結局は」と消極的な姿勢も嘆いていた。三塁に走者を置いた意図は明確。打球が転がった瞬間にスタートを切る「ゴロゴー」のタイミングや、外野への飛球でタッチアップをするか否かの判断力などを養うためだ。 21日のDeNA戦(甲子園)からセ・リーグ戦が再開するが、低調が続く打線にはまだ爆発の兆しがない。「1点勝負」はこれまで同様に頻発すると予想される。シーズンが深まるにつれて1つの判断ミスが致命傷になっていく。 ただ、今回の練習でもタッチアップできなかったり、スタートを自重する場面が見られた。岡田監督は「走塁にスランプはないって昔の人がよう言うとったやんか。まあ意識がないよな。今日なんか俺が見とっても2つ(ミスが)あるわ」と手厳しかった。【柏原誠】