首里城・新春の宴が華やかに 「国王夫妻」登場、御座楽も 3日まで
新年の幕開けを華やかに彩る「新春の宴」が1日、那覇市の首里城公園で始まった。新春の宴は3日まで、琉球王国時代の国王や王妃のおでまし、出御(しゅつぎょ)の再現や、宮廷音楽の御座楽(うざがく)の演奏なども行う。 下之御庭ではこの日、琉球王国時代の正月儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」の一部が再現された。国王役が祭壇に向かって焼香し、平和と豊穣を祈願。晴れ間が広がる中、家族連れや観光客が見守った。 県立芸術大学院1年の國場海里さん(23)は「琉球芸能の宴」に出演し、「繁盛節」と「谷茶前」を踊った。「宮廷芸能ができた場所で踊れて貴重な体験だった。いずれは正殿が復活した時にはそこでも踊ってみたい」と話した。
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