【広島】末包弾で4・5以来の2位浮上 “魔の日曜日”を抜け出す9得点で今季初の同一カード3連勝
◆JERAセ・リーグ 広島9―3巨人(19日・マツダスタジアム) 広島は、2戦連続の鮮やかな逆転勝利で今季初の同一カード3連戦3連勝を飾った。3連戦の前は2・5ゲーム差あった巨人相手の3連勝で今季最多更新の貯金3とし、4月5日以来の2位に浮上した。 いきなり3点ビハインドを背負った初回に“Gキラー”の末包がひと振りで試合をひっくり返した。4番・小園の適時打で1点を返し、なおも2死二、三塁の場面。巨人先発・高橋礼のスライダーを振り抜き、今季1号となる逆転3ランを浴びせた。末包は、その後も快音を響かせ、今季初の猛打賞をマーク。昨季11本塁打のうち6本を放った巨人相手に、相性の良さを見せつけた。 打線は、4回と5回にも2点ずつ加え、6回は菊池の2号ソロでダメ押し。今季、日曜日のマツダスタジアムは開幕から3戦23イニングで無得点だったが、11安打9得点で鬱憤(うっぷん)を晴らした。 投手陣は、先発のアドゥワが立ち上がりにつまずきながら、6回途中3失点にまとめ、キャリアハイとなる先発4勝目を手にした。
報知新聞社