ガザ地区から日本人含む外国籍の人ら退避 2日も認められる見通し
イスラエルとイスラム組織「ハマス」の衝突以降、初めてパレスチナ自治区ガザ地区から、日本人を含む外国籍の人らが退避しました。2日も引き続き退避が認められる見通しです。イスラエルから後閑駿一記者が中継。 人道支援物資を載せたトラックを除いて封鎖が続いていたガザ地区ですが、今後も一日に500人ほどの外国籍の人らが退避できるようになる見通しです。 外務省によりますと、希望していたすべての日本人10人とその家族、あわせて18人がガザ地区からエジプト側に退避しました。 ガザ地区の当局は、引き続き2日も外国籍の人らの退避が認められるとしています。 こうした中、イスラエル軍は1日、難民キャンプがあるガザ地区北部のジャバリアを2日続けて空爆しました。ハマス側は、難民キャンプにも着弾し、一連の空爆でこれまでに195人が死亡、いまだ120人が行方不明だとしています。 ロイター通信によりますと、この空爆について、イスラエル側はハマスの拠点を攻撃したとしていて、「ハマス側は民間の建物の中や地下などに意図的に拠点をつくり、 市民を危険にさらしている」と主張し、ハマスの司令官2人を殺害したとしています。 一方、国連側は、「戦争犯罪に値する攻撃である可能性があり、深く懸念している」として、国際人道法違反だとする声があがっています。