【イベントレポート】伊藤健太郎が山口祥行に感謝、本宮泰風は山中柔太朗を絶賛「ライブ行こうかな」
映画「静かなるドン2」の舞台挨拶が本日8月28日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの伊藤健太郎、深水元基、本宮泰風、三宅弘城、坪倉由幸(我が家)、山中柔太朗(M!LK)、藤井アキト、監督の鳴瀬聖人が登壇した。 【画像】「坪倉さんってハゲてないんですよ」という本宮泰風の発言に笑う伊藤健太郎 新田たつおのマンガを映画化した本シリーズは、昼はデザイナー、夜はヤクザの顔を持つ近藤静也を主人公とする物語。劇中では、鬼州組6代目組長・海腐からのある提案を機に、静也の平和と彼が総長を務める新鮮組の存続が脅かされる。伊藤が静也を演じ、新鮮組の鳴戸竜次に深水、猪首硬四郎に本宮、生倉新八に三宅、肘方年坊に坪倉、小林秋奈に藤井、静也に憧れる青年・航に山中が扮した。 前作の公開時に、伊藤の教育係になると宣言していた本宮。本作のプロデューサーでもある彼は「健太郎も大人になってきたので、もうあまり指導することもないです。ただ今回はアクションも多いので、役者としてさらにプラスになればと思って、親友の山口祥行に相手役を演じてもらいました。この映画で伊藤健太郎は、また一回り大きな役者になったと思います」とたたえる。伊藤は「自分で言うのもおこがましいんですが、山口さんに指導していただきながら、アクションシーンはがんばれたかなと思っています。山口さんには、これまで自分になかったものを引き出していただいて感謝していますね」と伝えた。 本作から初参加となった山中は「素敵な台本をいただいて、楽しくやらせていただきました。今まであまり明るい役を演じたことはなかったので、ちょっとテンションを上げることを意識しました」と回想し、「絶対、アクションはやりたいと思っていました」と述懐。伊藤が「『俺動けるんですよ! 俺やれんすよ!』と言ってましたね(笑)」と報告すると、山中は「お願いしたのでアクションシーンが入っているかも」とネタバレを気にしつつ、期待を煽る。これを受けた本宮は「すごいアクションあるじゃんよ!」と太鼓判を押した。また本宮は「柔太朗は今どきの男で、僕らのようなちょっと薄汚れたおじさんたちに話しかけられるのは嫌なんじゃないかなって思ってたんです(笑)」と明かし、「でも日が経つにつれて、お互いのことがわかってきて。彼は音楽活動もしているので、今どんなことしてるのかな?って、そういう活動も見てみたりしています。薄汚れたおじさんたちでライブ行こうかな?って。そんなふうに思う、好青年でした」と絶賛した。 イベント中盤には、本作の撮影で発見したキャストの意外な一面を登壇者たちが語り合う場面も。三宅は「伊藤くんは、うまい棒を食べるときにライターであぶって食べます!」と明かす。香ばしくておいしくなるそうで、伊藤は「コンポタがお薦めです!」と笑みをこぼした。続く坪倉が「撮影で1年ぶりに会ったら、藤井さんは居酒屋を始めてました。店の雰囲気も一丁前によくて!」と話すと、三宅も「味も一丁前でした!」とアピール。藤井は2人の宣伝に感謝しつつ「『Chill drain 244(チル ドレイン ツヨシ)』って名前です」と紹介した。 「坪倉さんってハゲてないんですよ」と述べて、会場に笑いを起こしたのは本宮。さらに「お笑いに捧げる精神がすごい」「こんなんじゃないんですよ。黒々していて」と営業妨害を重ねると、坪倉は「待って! 特殊メイクでハゲてるわけではないんですよ」「ちょっとぶっ飛ばそうかな!(笑)」と抗議した。撮影現場も舞台挨拶同様に和気あいあいとしているそうで、深水は「みんなそろうと楽しいんです! 大部屋で楽しいことが起こるとうれしくて。前作の舞台挨拶は参加できなかったんですが、今回登壇できてよかったです」とほほえんだ。 最後に伊藤は「コメディ、アクションと非常にパワーアップして帰ってきました。(THE YELLOW MONKEYによる)主題歌が素敵なエッセンスを加えてくださっているので、その部分も楽しんでいただけたら」とアピール。鳴瀬は「いろんなジャンルを巻き込んでパワーアップしています。笑いながら楽しんでいただければ」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。 「静かなるドン2」は前編が9月13日、後編が9月27日より新宿バルト9ほか全国で順次公開。 (c)新田たつお・実業之日本社/映画「静かなるドン2」製作委員会