＜パナソニックレディース初日＞1番、ティーショットを放つ木戸（撮影・沢田　明徳）

　◇女子ゴルフツアー　パナソニック・オープン第1日（2024年4月26日　千葉県　浜野GC＝6535ヤード、パー72） 　第1ラウンドが行われ、木戸愛（34＝フリー）が1イーグル、6バーディーで回り、8アンダー、64をマークした。19年の鈴木愛らの記録を1打更新するトーナメントコースレコードでホールアウトした。 　インから出て順調にスコアを伸ばした木戸の最大の見せ場は最終9番パー5。残り205ヤードの第2打で3Uを思い切り振ると、2メートルにピタリとつけた。「けっこうギリギリ（の飛距離）のクラブだった。いいショットを打ったので自信になった」とにっこり。ビッグスコアを出した1日を「ショットもパットも良いリズムで回ることができた。100点満点」と胸を張った。 　12年にツアー1勝も19年にシード落ち。復活を期して今年のオフから尾崎将司に弟子入りした。「振ることは自分の中で大事にしているテーマ」と言い、尾崎からは「チャレンジャーなんだから積極的に行け」との言葉をかけられた。その通りのプレーで好スタートを切った。 　昨年12月に誰よりも応援してくれた元プロレスラーの父・修氏がなくなった。「強い気持ちを持って頑張ります」と並々ならぬ決意で復活を期すシーズン。「積極的なプレーを残り2日間もやり抜きたい」と力を込めた。