“全国で最も厳しい” 県独自の盛土規制条例 再発防止の使命と経済活動の両立なるか 熱海土石流災害から3年=静岡
<鈴木康友知事> 「知事として(盛り土条例の)必要性は感じておりますけれども、中身について今、委員会で議論を進めておりますので、改めて、その議論がまとまり次第で」 発災から3年の2024年、条例を取り巻く環境は変わり始めています。業界からは「廃止」を求める声が大きくなる中、県議会の特別委員会では改正なども視野に検討を継続しています。 母を亡くした瀬下雄史さんは、土石流の教訓から生まれた条例の意味を大事にしてほしいと、知事と面会して意見書を提出する予定です。 <被害者の会 瀬下雄史会長> 「条例をただ単に緩くするとか、なし崩し的なものに改悪することはしないでほしい。安全を最優先に、再度条例の見直しを行ってほしいと意見書として述べさせていただいている」 発災から3年で分岐点に立った条例。再発防止の使命と経済活動の両立を果たせるのか。その行方に注目が集まります。
静岡放送