子どもの発熱、長引く咳…マイコプラズマ肺炎が4週連続で過去最多更新 マスクや換気で予防を
メ~テレ(名古屋テレビ)
マイコプラズマ肺炎の患者数が、4週連続で過去最多を更新。愛知県は全国で3番目の多さになっています。 いま流行している感染症「マイコプラズマ肺炎」。発熱や長引く咳といった症状が特徴で、主に小学生などの子どもがかかりやすい病気と言われています。 全国でも10月20日までの1週間で1医療機関当たり2.01人で、1999年に統計を始めてから最も多く、4週連続で過去最多を更新しています。 しかも都道府県別で見ると、愛知県の感染者数はなんと4.47人。全国平均の2倍以上で、青森県と佐賀県に次ぐ3番目の多さになっています。 名古屋市緑区にある「もろの木こどもクリニック」。こちらに来た4歳の男の子は、先週金曜日に発熱したあとから咳が止まらないといいます。 マイコプラズマ肺炎はウイルスが肺で増殖するため、X線で肺の様子を撮影します。 こちらのクリニックには、多い時で1日に5人ほどマイコプラズマ肺炎と思われる患者が来院するといいます。 Q.マイコプラズマ肺炎と聞いて 「はやっていたので、そうかなと思った。兄弟もいるので、この後うつると大変だな。咳がとにかくひどいので、かわいそうだなと思う」(受診した子どもの親)
流行の背景に新型コロナ
感染者の急増。院長の諸岡正史さんは、新型コロナの影響でマイコプラズマ肺炎の流行が長期間が空いたことが原因ではないかと話します。 「前回の流行が、調べたところで8年ぐらい前となっている。従来マイコプラズマ肺炎は『オリンピック肺炎』と言われて、4年に一度ぐらいの間隔で流行すると言われていたんですが、今の小中学生がマイコプラズマに対する免疫を持っていない。そういった子どもが増えていることが今の流行に繋がっているんじゃないか」(諸岡院長) マイコプラズマ肺炎にかからないための一番の予防策は、マスクをつけることだといいます。 「咳をして唾液が飛ぶことが一番の感染経路なので、マスクをする、換気を充分にすることが大事だと思う」(諸岡院長)