弾丸渡英の川崎春花「めちゃ難しかったけど、来て良かった」
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 最終日(25日)◇セントアンドリュース オールドコース (スコットランド)◇6784yd(パー72) 【画像】真っ赤に染まるセントアンドリュース 前週の国内ツアー「CAT Ladies」を制して2年連続2度目の全英女子に乗り込んできた川崎春花は、通算6オーバー55位でセントアンドリュースでの4日間を戦い終えた。 「めちゃ難しかったですけど、課題とかがよく分かる一週間でした」と言ったように、初日12位の好スタートから後退していく中で感じることも多くあった。日本では経験したことのない強風への対処は毎日が勉強。コースをよく知るローカルキャディとのタッグも新鮮だった。英語でのコミュニケーションを補う形として、時には紙に単語を書いてもらってショットの狙いどころをすり合わせたことも。
絶対に入れてはいけないポットバンカーを避けるマネジメントでは、セカンドを比較的打ちやすいラフを見極め、打ってもOKなエリアとして受け入れることでコースを広く使っていくよう助言も受けた。「ラフも活用してマネジメントしていくのも大事だな、と。こっちだったら(ラフでも)いいんだと思うと、まだ少し気持ち的に楽に打てる」 世界ランキング上位の資格が繰り下がって出場権が巡ってきたのは、開幕まで一週間を切っていたタイミング。強行スケジュールに一瞬だけ悩んだが、戦いを終えて「来て良かった」と言い切れる。
「4日間戦えたこともそうですし、日本とは全然違うコンディションでプレーできて、学べることは多かった。学んで終わりじゃなく、自分のゴルフにつなげていけるように」。貪欲な21歳は、連戦となる30日開幕の国内ツアー「ゴルフ5レディス」(岐阜・GOLF5カントリーみずなみC)にもエントリーしている。(スコットランド・セントアンドリュース/亀山泰宏)