“男の娘”ブームを作った? 村瀬歩、蒼井翔太、小林大紀ら“両声類”を武器にする声優たち
『Mマス』水嶋咲役の小林大紀&『キンプリ』西園寺レオ役の永塚拓馬
●小林大紀 自身が出演したイベントやX(旧Twitter)で女装した姿を披露し話題になった声優、小林大紀を語る上で欠かせないのは『アイドルマスター SideM』水嶋咲ではないだろうか。「Cafe Parade(カフェパレード)」のメンバーであり、女装男子としてアイドル活動を行っている彼女はどこからどう見ても女の子。またビジュアルだけでなく、小林から繰り出されるかわいらしい声やライブパフォーマンスも相まって、本作にハマる人も続出するほどだ。 そんな小林は2024年10月から放送される『きのこいぬ』にて物語の中核を担う謎の生き物「きのこいぬ」を演じる。愛らしくも癒される声は本作でも遺憾なく発揮され、彼の知名度はますます広がっていくに違いない。 ●永塚拓馬 『SK∞ エスケーエイト』知念実也(MIYA)役や『アイドルマスター SideM』冬美旬役を務める永塚拓馬は、少し高めの少年声が印象深い声優だ。彼が異彩を放つきっかけとなり、人々に衝撃を与えたのが2016年に第1作が公開され、2024年8月より最新作が上映中の作品『KING OF PRISM』である。本作で彼は中性的な容姿の少年・西園寺レオを演じており、第1作目『KING OF PRISM by PrettyRhythm』では主人公である一条シンからも女性と勘違いされるシーンがあったりと、自身の声質を十分に活かした役どころとなったはずだ。 過去のインタビューで永塚は本作について「自分の知らなかった世界を教えてくれた、自分の可能性を広げてくれた、殻をひとつ破るような作品だと思っています。演技の面についてはもちろん、声優としての視野も広がって、成長するきっかけを与えてくれました」と語っている。(※)ぜひ映画館に足を運び、彼の演技をスクリーンで味わってみてはいかがだろうか。 「性別」の垣根を超えた演技は“男性声優”としての限界を打ち破り、次世代の声優たちに大きな可能性を与えたに違いない。彼らは今後も私たち視聴者を画面上で驚かせるとともに、新たな魅力を感じさせてくれるだろう。 参照 ※.https://news.livedoor.com/article/detail/16491971/
渡辺美咲