Rain Tree連載【第1回】葉山莉瑚×百瀬紗菜「雰囲気が似ている2人だねって」
葉山「双子感のあるツーショットに注目してください!」
秋元康総合プロデュースの『IDOL3.0 PROJECT オーディション』の最終審査で惜しくも選ばれなかったメンバー17人がこの1年間、“FINALIST”という名で活動してきた。 【画像】か、可愛い…!Rain Tree葉山莉瑚と百瀬紗菜の双子感あるツーショット このたび“Rain Tree”という新しいグループ名で始動。2025年1月にメジャーデビューすることが決まった彼女たちの素顔に迫る、スペシャル連載。 第1回は葉山莉瑚と百瀬紗菜のインタビュー対談をお届け! ――ペアインタビューは初めてということですが、お互いの第一印象を教えてください。 葉山莉瑚「私が紗菜のことを初めて認識したのは、『IDOL3.0 PROJECT』のオーディションのときです。自己PRでマネキンと会話をしているちょっと変わった子がいたんですけど、それが紗菜でした。本当に衝撃的な出会い!」 百瀬紗菜「美容学校に通っていたので、ヘアカットの練習用ウィッグを会場に持って行って『今日は友だちを連れてきました』と言って、それと会話してたんです。面白いかなと思って(笑)」 葉山「かなりインパクトがありました。でも実際に話してみたら、ぶっ飛んでいるキャラクターというよりは、ふんわりした雰囲気の女の子らしい子だなっていう印象に変わりました」 百瀬「莉瑚ちゃんの第一印象は、ほんわかした女の子。いつもカエルやクマのぬいぐるみを持ち歩いていたりして、ちょっと不思議で自分の世界がある面白い子だなって思います。私たち、オーディションのときに『雰囲気が似ている2人だね』ってよく言われていたんです」 葉山「今日の撮影も、私たちに用意していただいた衣装のテイストが似ていて、ペアルックっぽい感じが可愛かったです」 百瀬「普段は“アイドル前髪”なんですけど、いつもと違うヘアアレンジもしていただいて嬉しかったです。私たちの双子感のあるツーショットにも注目していただきたいです!」 ――Rain Treeの中で自分はどんなキャラクターだと思いますか? 百瀬「私は……しっかり者かな?」 葉山「え!? そうだったの? メンバーには“ギャル”って言われているような気がする」 百瀬「見た目はギャルっぽくないんですけど、明るくてポジティブに生きる“ギャルマインド”をモットーにしているので、そう言われるのかも(笑)」 葉山「どんなときもポジティブなので、紗菜が『大丈夫でしょ!』って言ってくれると、私たちも気持ちが軽くなって前へ進むことができます。あと紗菜の魅力は、『かわいいね』って褒めると、『えぇ~』って言いながら私にくっついてきたり、肩をツンツンしてくるところ。その反応が見たくて、つい褒めたくなります」 百瀬「かまちょすぎて(笑)。本当は超末っ子気質で、甘えん坊なんですけど、グループの中ではお姉さんチームなので、頑張ってお姉さんぶっています」 葉山「さっき紗菜も言っていたのですが、私はメンバーに“不思議な子”って言われることが多いです。マイペースなところがあるので、きっとそう思われているんだろうなって」 百瀬「莉瑚ちゃんはほんわかしているので、周囲に流されやすそうに見えるけど、実際は自分の意思やこだわりを持っていて、周りに左右されない芯の強さがあるところがかっこいいなって思います。あと、自分では『マイペース』って言うけど、気遣いができるんです。優しくて、心がきれいな子なんだろうなって思います」 ――そんな2人がアイドルに憧れたきっかけは? 葉山「アイドルについてそこまで詳しく知らなかったのですが、高校の親友がアイドル活動をしていて。その子をきっかけに、乃木坂46さんやいろんなグループを知るようになって、私もアイドルに興味を持ちました。ある日、親友が所属するアイドルグループのライブを見に行ったのですが、ステージで歌って踊る姿がまぶしくて、別人のようでした。びっくりしたと同時にすごく感激して、私もステージに立ってみたい! と思ったんです」 百瀬「私は小さい頃にアイドルに憧れていたけど、アイドルは雲の上の存在で、自分のような人間が目指せるものだとは思っていませんでした。ただ人前に出ることが好きだったので、いつか私もステージで表現することができたらいいなと思っていたんです」 百瀬「中学生になって、いとこの友だちがアイドルのコピーダンスをする活動をしているのを知りました。全国からたくさんのダンスサークルが集結して日本一を決める大会を見に行ったのですが、そのときに、あんなふうに大きなステージに立ってキラキラ輝いてみたい! と思ったんです。それから私もコピーダンスの活動を始めて、優勝を目指して大会に出ていました」 ――『IDOL3.0 PROJECT』のオーディションの最終審査で惜しくも選ばれなかった日からの約1年間、どんな日々を過ごしていましたか? 葉山「最終審査で不合格だった私たち17人は“FINALIST”として、デビューを目標に活動してきました。(合格者11名によって結成された)WHITE SCORPIONさんのリリースイベントに同行して、お手伝いとして出させていただく機会もありました。ただ、ステージで歌ったり踊ったりしないので、何者でもない自分たちに不安を感じてしまったり、本当にデビューできるのかな……と焦ってしまうこともありました」 百瀬「リリースイベントの限られた時間の中で、どうしたら私たちのことを知っていただけるのか、どうしたら足を止めていただけるのかを、毎回メンバー17人で真剣に話し合いました。季節の行事にちなんだ洋服を自分たちで用意したり、ファンの方のリクエストに応えるコーナーなどの企画を考えたり。少しでも興味を持っていただけるように、みんな必死でした」 葉山「華やかな衣装を着てステージで踊るWHITE SCORPIONさんに比べて、私たちはみんな私服だったので、正直、苦しいなって思うこともありました。WHITE SCORPIONさんがワンマンライブをやっているとき、悔しくてみんなで涙を流したことも。ほとんど人前で泣かない紗菜も、ずっと泣いていたのを覚えています」 百瀬「自分たちが思い描いていたアイドル活動ができない現実に直面して、悔しさがこみ上げて泣いてしまいました。マスクで隠してごまかしていたんですけど……」 葉山「紗菜があんなに泣いているのを初めて見ました」 ◆百瀬「いつかRain Treeの衣装を……」 ――つらいことがあっても前向きに頑張ることができた理由は? 葉山「同じ気持ちを持ったメンバー17人がそばにいてくれて、どんなときも私の味方でいてくれる家族がいました。つらいことがあっても、周囲の人たちの支えや温かい気持ちを感じることで元気になることができたし、前を向いて頑張ることができました」 百瀬「ひとりで考え込んでしまうと、どんどんネガティブになってしまうんです。だから常に気持ちだけは明るくいよう! と思って、何事もポジティブに変換しました。本当はすごくネガティブで、些細なことを気にしちゃう性格なんですけど、ギャルマインドで乗り越えました(笑)」 ――自分の持ち味や、自信を持って表現できることは見つかりましたか? 葉山「オーディションをきっかけに、応援してくださる方から『自然な笑顔が素敵だね』とか『笑顔を見ると元気をもらえる』と言っていただくことが増えました。この先壁にぶつかることがあっても、笑顔を忘れずに活動に取り組んでいけたらと思っています」 百瀬「アイドルのコピーダンスをしていたので、パフォーマンス中の表情や細かな動きなど、自分なりの見せ方をずっと研究していました。アイドルらしい踊り方が自分にとっての武器であり、注目していただきたいポイントかなって思います」 ――2025年1月にRain Treeはメジャーデビューが決定しています。2025年はどんな年にしたいですか? 葉山「この1年間は嬉しいことだけじゃなく、つらいことや悔しいことも含めて、いろんな経験をさせていただきました。だからこそ17人の絆がより深まったと思います。来年はみんなの気持ちをひとつにして、いろんなことに全力で取り組んでいきたいです。そして応援してくださるファンの皆さんとともに、夢に向かって階段を一歩ずつ上がっていき、理想のアイドルグループに近づけたらと思っています」 百瀬「デビュー1年目は初めてのことだらけで、きっと大変なこともたくさんあると思います。でも、やっと実った夢だからこそ、アイドルになれた喜びや感動を忘れずに、17人が同じ方向を向いて全力でアイドルをやりたいです。あと、個人的な夢なんですけど、趣味でアイドルの衣装を作っていて……」 葉山「紗菜が作った衣装がすごいんですよ! ピンク色やリボンなどかわいらしいモチーフにあふれていて、華やかでステージ映えするんです。いつか紗菜がデザインした衣装を着て、ステージで踊ってみたい」 百瀬「もともとファッションが好きなので、いつかRain Treeの衣装をデザインしてみたいなって思います」 ――最近、私生活でハマっていることを教えてください。 葉山「満島ひかりさんが考えた回文に、又吉直樹さんがストーリーをつける本を読んでいるのですが、すごく面白くてハマっています」 百瀬「“かいぶん”って何?」 葉山「上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる文章。自分でもオリジナルの回文を考えたいんですけど、まったく思いつかないです(笑)」 百瀬「最近私がハマっているのは、ニンテンドーDS。昔のゲーム機なんですけど、『イナズマイレブン』と『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』をプレイしています。充電器の接触が悪くて、たまに反応しないときがあるんですけど、頑張ってやってます(笑)」 葉山「私、DSの充電器2台持ってるよ」 百瀬「本当に? 今度貸して!」 ■PROFILE 葉山莉瑚(はやま りこ) 2005年3月17日生まれ 神奈川県出身 特技・趣味/フィルムカメラ、お散歩、たい焼き屋さんに行くこと、お水を美味しく飲むこと 百瀬紗菜(ももせ すずな) 2002年8月15日生まれ 奈良県出身 特技・趣味/衣装作り、コピーダンス 取材・文:宮田英一郎
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